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サムテック社内における Xenハイパーバイザ® を活用したサーバーの仮想構築・活用事例
   - Xen Hypervisor on SUSE Linux Enterprise Server 11

サーバー設置用に確保できるオフィス・データセンターのスペースが非常に小規模なため、弊社では必要サーバー台数に応じて x86 PCサーバの台数を
増やしてゆくこは困難な状況にある。したがって、最大256GB以上までメモリを拡張搭載できる程度の仕様の x86 PCサーバ上に、可能な限り多くの台数の
高パフォーマンス・高可用かつ高信頼・高セキュリティなサーバを仮想化構築するスキルの保持とノウハウの蓄積が、重要な経営上のリソースとなっている。
これらの必要性から、SUSE Linux Enterprise Server において追加投資なしで標準機能として利用できるハイパーバイザ(Xenハイパーバイザ)を使って、
1台の物理サーバー上で第1のOS : dom0 - Domain-0(SUSE Linux Enterprise Server 11)と第2以降のゲストOS : domU - User Domain(CentOS 6.5)を、
GUIを一切使わずにCUI(CLI) 環境オンリーで仮想化構築しての活用を開始した。
その結果、最高2台のサーバー保有のみで非常に多くの台数の高性能なCentOS仮想サーバーをSUSE Linux Enterprise Serverを通じて運用できるようになった。
また、他のモノリシックカーネル型ハイパーバイザ製品を採用した場合に懸念されるハイパーバイザ側でのハードウェアデバイス依存によって生じる
デバイス追加の際の再構築作業の手間が省けるマイクロカーネル型(マイクロソフトHyper-V と同タイプ)である点や、
xmコマンドを使って 各ゲストOSの割当メモリ容量・利用CPUコア数を短時間で自由に増設・変更できる上にスムーズな各仮想マシン間のシステム移行が可能な点、
さらに SUSE Linux Enterprise Server に標準で機能搭載されていて追加費用が要らないコスト的な面から、Xenハイパーバイザの早期導入を決めた。

  1. 構築した 高性能なVM1 (仮想マシン1) の起動手順
  2. dom0 OS: SUSE Linux Enterprise Server 11
    domU OS: CentOS 6.5(レッドハット系)
    サーバーの役割: SUMWEB 【LAMP環境Webデータベースサーバー / メールサーバー】 もしくは SUMMONITOR 【統合監視サーバー】

    サーバーの電源を投入し、起動オプションメニューから「Xen--SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1」を選択し、起動します。

    CentOS 6 SUMWEBサーバーの画面

         


  3. 構築した 高性能なVM2 (仮想マシン2) の起動手順
  4. dom0 OS: SUSE Linux Enterprise Server 11
    domU OS: CentOS 6.5(レッドハット系)
    サーバーの役割: SUMFILE 【ファイル共有サーバー】

    Xen仮想マシンマネージャー上で、ドメイン名(仮想マシン名):CentOS-VM2 をクリック選択後に、電源投入ボタンをクリックします。

    CentOS 6 SUMFILEサーバーの画面

         


* SUSEは、Novell Inc.傘下のNovell SUSE Linux Products GmbHの登録商標です。
* Xen Project は The Linux Foundation の商標であり、商標権および著作権は The Linux Foundation や 英国ケンブリッジ大学に帰属します。
* XenServer は Citrix Systems, Inc. の登録商標です。
* Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標または商標です。