5G・6G通信用の光電融合デバイスとそれを支える先端複合材の研究開発や先端半導体製造の国内回帰が一層進み、経済安全保障上のニーズが一段と増してゆく中、
日頃の研究開発の成果である国産の高周波電子材料計測のコア技術を内製インフラを用いて自国内で厳重に管理し継続して守り抜くことの重要性について、
日を追う毎に痛感させられております。
そして、こうしたコロナ後の時代の大きな転換を経て、日頃お取引きいただいておりますお客様に支えられながら、
当社は2025年7月7日をもちまして創業から数えて21年目を迎えることができました。
これもひとえに、電子基材・回路設計・新素材からコンピュータ・情報技術に至るまで、国内外の各分野において何らかの形で最先端のICT研究開発に関わっておられる皆様方からの
変わらぬご所望・ご用命・ご支援の賜物と深謝しております。
既にご存知の方も数多くおられると察しますが、当社は世界で初めてIEC国際標準規格に準拠する高精度測定法と厳密解析計算アルゴリズムをベースに独自に開発したソフトウェアを用いて
比誘電率・誘電正接/表面抵抗・比導電率測定システムを構築し受託測定を行うマイクロ波・ミリ波誘電体電子材料測定事業を立ち上げました。
以来、長年にわたり、測定周波数が高くなるにしたがって測定結果の検証と妥当性確認の難易度が極めて増すミリ波帯における正確な測定の実現と派生技術の研究開発に力を注いでまいりました。
そしてその結果として、現在ではこれら一切の成果の NTTグループへの継承に携わるに至っております。
当社は、測定計算式の改善など日進月歩の研究開発の職務を通じて、時々刻々と変化する社会の技術に対するニーズと時代の変化に可能な限り幅広く適応した新製品・新サービスを模索しながら、
引き続き電子デバイス・ICTインフラの発展を支える明日の基幹技術に向かって何らかの形でお役に立てるよう努めてまいります。
2025年7月
代表取締役 小林 禧夫
それは、3つの柱となる情報エレクトロニクス関連事業を通じての 「お客様と社会のニーズ」 への貢献です。